2013年12月11日水曜日

ごうごうと渦巻く100キロもの桜吹雪、宙を舞う女など、観客の度肝を抜く広渡演出

 東京演劇アンサンブルは、今年6月にモルドバでのフェスティバルとシビウ国際演劇祭で上演した「桜の森の満開の下」を、27日から9月1日まで、東京・武蔵関のブレヒトの芝居小屋で上演する。

 劇団主宰で演出家の広渡常敏(2006年死去)が、師事した檀一雄のすすめで坂口安吾の小説を脚本化、演出した舞台。1990年の米ニューヨークを手始めに、海外公演を重ねてきた。広渡と共に舞台を作ってきた山賊役の公家義徳は、「ごうごうと渦巻く100キロもの桜吹雪、宙を舞う女など、観客の度肝を抜く広渡演出と、役者の身体性が絶賛されてきた。東京での公演はこれが最後になるので、多くの観客に見てもらいたい」という。
(2013年8月23日  読売新聞「海外公演成功の勢い、2劇団が凱旋公演」より)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20130821-OYT8T00874.htm