2014年1月29日水曜日

役者の演技っていうのが戦争を拒否する

ルーマニア「シビウ国際演劇フェスティバル」『aplauze』誌掲載写真
戦争を拒否する技術ってないのか。平和利用というイヤな言葉がある。戦争の時開発された技術が平和的に利用される。
そうじゃなくて、戦争に役立たなくて平和を守り、人間の生活を豊かに刺激していく技術よね。
役者の演技っていうのが戦争を拒否する、そういう俳優技術ってないだろうかと思う訳ですよ。
非人間的な殺戮といいますかね。そういうことができない俳優術というものがないのかとー。
そういう仮説をかかげてあくせくやっていくというのがいいんじゃないかと思っている。
(2000年9月28日「ケンタウルスの会広島主催『おんにょろ盛衰記』公演」を前に行われた広渡さんの講演より)